ウェブエリス・カップ とは? ~ ラグビーの起源
    ラグビーワールドカップ2019を前に、優  勝杯が2017-2018年に日本各地のラグビ  ー場やイベント会場で公開されました。  この優勝杯は通称   エリスカップ(elis cup)   ウェブエリス・カップ(Webb Elis Cup)  と呼ばれています。   なぜ「ウェブエリス・カップ」と呼ば  れるのか?「エリス」って誰?   それはラグビーの起源と大きく関わってい  ます。   ラグビーはイングランドにあるパブリック  スクール(名門私立学校) ラグビー校 で  生まれました。    1823年、ラグビー校でフットボールの試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリスがボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出した。    という証言があります。  このフットボールは、現在フットボールと  呼ばれるサッカーではなく、ラグビー校の  フットボールのこと。当時のラグビー校の  フットボールでは手を使うこと自体はルー  ルと許されていました。エリス少年がルー  ルをやぶったとされるのは、ボールを持っ  て走ったことです。  この「 ボールを持って走る(ランニングイン) 」  がラグビーの原型とされました。   ほんとうにエリス少年だったのか?は定か  ではありませんが、この伝説的な証言によ  り、エリス少年はラグビー発祥のキーマン  とされ、尊敬の念を込めてワールドカップ  優勝杯を「エリスカップ」と呼んでいます。