楽しもう!ラグビー ここが見どころ!ラグビーワールドカップ2019TM日本大会



楽しもう!ラグビー 
ここが見どころ!
ラグビーワールドカップ2019TM日本大会

が目黒区で開催されました。
ゲストは

ラグビーワールドカップに2回出場の
 元日本代表 吉田義人氏
分かりやすい解説でおなじみの
 ラグビージャーナリスト 村上晃一氏

です。

(1)村上さんによる「RWCの楽しみ方」
(2)吉田さん、村上さんによるトークショー

の2部制で開催されました。

吉田さんが「中学生の時はプロ野球選手に
なりたかった」という秘話もあるなど、大
いに会場を沸かせました。
その中で印象的だった話を3つご紹介します。

(1)アマチュアスポーツとしてのラグビー
   ⇒ デュアルキャリア

今はジャパンラグビートップリーグでも
プロ化が進んでいますが、もともとは社交場
(クラブ)で行われていた経緯もあり、アマ
チュアスポーツとして成長してきました。
1995年までは、ラグビーのプレーは無償であ
ることが競技規則に明記されていました。
その名残で、今でも社員として企業に所属し
仕事をしながらラグビーをするのが主流です。
そのため、日本のプレーヤーも引退後も企業
で働き続ける、現役のころから引退後の人生
を考える「デュアルキャリア」的な働き方を
志向する選手が増えています。

(2)なぜラグビーW杯の歴史は浅いのか

サッカーのFIFA W杯は、1930年から開催され
ており、前回2018年ロシア大会は、第21回で
した。
一方ラグビーW杯は今回の2019年日本大会が
第9回大会、とサッカーに比べて歴史が浅い
会です。その理由は(1)のアマチュアリズム、
社交場としての位置づけが影響しています。
ラグビーの試合とは、社交のためにチームが
別のチームを招待する、国際試合の場合は、
相手の国を招待して試合を行うことが主流で
あったため、複数の国が集まって試合をする
ワールドカップは社交場としての文化とそぐ
わないのが遅れた理由です。
なお第1回のラグビーワールドカップはIRB
(現在のWR)がチームを招待する形で開催され
ました。

(3)日本で成長した外国籍選手

ラグビーでは国の代表になるために国籍は必
須ではありません。①出生国 ②祖父母まで
がその国の国籍を持っている ③在留期間が
36か月以上 の1つが満たされればOKです。
「その国の代表」ではなく「その国でラグビ
ーをプレーするものの代表」としてアンセム
(国歌)を歌い、その国のジャージに誇りを
もってプレーをしています。
日本でも外国生まれの選手や外国籍のままプ
レーをする選手が多数います。キャプテンの
FLリーチ選手、LOトンプソン選手、No.8マ
フィ選手など中心選手として活躍しています。
しかし、彼らも住んでいた国で一流のプレー
ヤーとして日本に来たわけではなく、高校・
大学など若い時に来日して「日本で成長した」
プレーヤーです。

(おまけ)
8/3に開催されたパシフィック・ネーション
ズカップを踏まえた、ワールドカップでの
注目選手は?ということで
村上さんは、大型の選手に当たり負けをし
ないLOトンプソン選手、SO田村選手を支え
る攻守の要としてCTB中村選手をセレクト。
吉田さんは、自身と同じWTBの福岡選手と
松島選手をセレクトされていました。


1時間半と短い時間でしたが、充実したトーク
ショーでした。




コメント

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