PNC2019 日本代表 vs. フィジー代表
パシフィックネーションズカップ2019
@岩手県釜石・鵜住居復興スタジアム
日本代表 vs. フィジー代表
2011年の東日本大震災で津波に襲われた鵜住居地区に素晴らしい競技場が誕生しました。
2019年ラグビーワールドカップ日本大会の会
場にもなる競技場に、13,000人を超える多く
のファンが訪れました。
フィジー代表は世界ランキング10位以内
に入る強豪国。先日はマオリ・オールブ
ラックスにも勝利しています。
日本代表は昨秋のロシア代表戦ぶりの公
式戦。準備をしてきていると聞いている
ものの、スーパーラグビーに参加しない
メンバーもおり、チームの状況が気にな
ります。
試合前には、スクラムユニゾン(日本代
表元キャプテン廣瀬さん、カンタス村田
さん、田中美里さん)と地元中学生によ
る両国国歌斉唱。
その後、フィジーのウォークライ「シビ
(Cibi)」が行われました。
試合が始まると、まずは日本ペース。相手
陣にどんどん攻め込みます。先制トライも
日本。前半6分、ラインアウトからモール
でゴールライン直前までもっていったとこ
ろから、SH茂野選手がのモールからボール
を出すと、SO田村選手がハイパントで敵の
ディフェンスラインの裏側のインゴールに
ボールを落とすと、走りこんだWTB福岡選
手が抑えてトライ。
キックはハイパントなのか、グラバーキッ
ク(ゴロ)なのか、福岡選手と田村選手の
絶妙なサインプレーと相手の動きを読んだ
距離感は、この試合に向けて十分な準備を
してきた様子がうかがえました。
その後はフィジーに7点を返されるものの、
日本はセットプレーを中心として攻撃を続け
ます。
前半19分には、密集からボールを出すSH茂
野選手に対して死角となった左後方から走っ
てきたWTB松島選手が、相手のラインの合
間をぬうように走り中央にトライ。
前半22分にはラインアウトから、No.8マ
フィ選手が前線に運ぶと、いったんSO田村
選手にボールが渡り、田村選手からのロン
グパスを受けたHO堀江選手から、WTB松島
選手、CTBティモシー選手へと前進しつつオ
フロードパスで次につなぎトライを取りまし
た。
一方でディフェンスでも光るプレーが多く
ありました。相手の腰以下を狙った低いタッ
クル、相手を止めるために相手の肩に手を
回すショルダー、また二人で止めに行ってす
ぐに立ち上がる俊敏さなどが光りました。
日本代表最年長となったLOルーク選手の献
身的なアタックやタックルは、日本代表の力
となりました。
前半を 29-14 で折り返しました。
後半は暑さからかタックルミスや、孤立した
攻撃が多くなるなども見られましたが、最後
まで80分間を全力でプレーしました。
トライシーンではないけれど、後半で盛り上
がったのは、後半26分SO田村選手が自陣内
から相手のラインぎりぎりを狙ったキック。
相手のFBがキャッチしながらもライン外に出
てしまうのを誘発し、自陣を守りつつ、相手
陣に入り、かつ自チームボールにする。
まさに田村選手の「神キック」でした。
日本代表 34 - 21 フィジー代表
https://www.rugby-japan.jp/match/18921
パシフィックネーションズカップ第1戦を
勝利で終わりました。
おめでとうJAPAN!!
(おまけ)
この試合で最強のウォーターパーソンは布巻選手。
コメント
コメントを投稿