世界の名将エディ・ジョーンズがワールドカップイヤーに伝えたいこと

4/14(日)@慶應義塾大学三田キャンパス
Ensemble Rugby 主催
『世界の名将エディ・ジョーンズがワールド
 カップイヤーに伝えたいこと
 Developing a winning game model
  / 勝つためのゲームモデルの作り方』
に参加しました。

http://ensemble-rugby.com/



講演者は、エディー・ジョーンズ氏。
ラグビーW杯2015で強豪南アフリカを破っ
た日本代表のヘッドコーチ。
現在は世界トップレベルのイングランド代
表のヘッドコーチです。

ラグビーの試合で勝つためのゲームモデル、
それ以前のチームのつくり方や文化形成等
ビジネスにも役立つ内容でした。

すべての言葉がよいのですが、特に印象に
残った3つとラグビーネタ2つをご紹介します。
※注意※
 私の独断と偏見でまとめたので、その通り
 にエディーさんが話したわけではありません。

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【心に残った3つのこと】

(1)人をコーチする(プレーヤーはそのあと)

選手は選手であるより前に一人の人である。
選手をコーチするより前に人をコーチする
必要がある。
各個人にストレスがどのようにかかるか?を
把握し、管理(Manage and adapt)する。
そのためには、その人を知り尽くすことが
必要になる。いろんなパス(あったら話し
かける、他のスタッフを通じて話をする等)
を使ってコミュニケーションをとる。

(2)すべての時間をやりたいラグビーのため
 に使う。 - シンプルに -

どんなラグビーをしたいのか?を決める。
その原則を決めたら、すべての時間をその
ラグビーのために練習をする。
時間は限られているので、原則に沿わない
練習をしている時間はない。
同じように、チームのルールも原則に基づ
いて決める。決めたルールは絶対に守らせ
る。また、必要ないルールは排除する。
目的に対して「シンプルに」やり続ける。
ラグビーは年々複雑になっている。だから
こそ「シンプルに」することは重要である。

(3)文化を醸成する。そのために「変えたく
 ない」文化を把握する。

チームには文化が必要である。ただし文化
を醸成するためには、そのチームが既に持っ
ている文化のうち、「変えたくない」文化
を把握したうえで、文化をはぐくむ。
既に持っている価値観に対して順序を付け
残すもの/残さないものを決める。その上で
チームメンバが学ぶことができるか、共有
共感できるかを確認(test)する。
testはチームにストレスをかける。ストレ
スがかかった状態でもその文化が崩れない
か、を確認する。
日本代表は
 SAMURAI EYE / NINJA BODY
  ⇒ JAPAN WAY
となった。

【ラグビーネタ1つ】

(1)Tire1チームの100分間の使い方

Tire1チームの100分間を分析すると
・40% BALL IN PLAY
 60% BALL OUT OF PLAY
つまり、ボールを持っていない時間の
方が多い。
また
・60% OF GAME IS UNSTRUCTURED
 40% OF GAME IS STRUCTURED
ゲームの中で構造的でない時間の方が
多い。
 ⇒ この数字はトレーニングと同じ
   バランスになっているだろうか?
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自分がプレーをしないので、実感できた
こと/できなかったことありますが、今後のラ
グビー観戦にも、実ビジネスにも役立つ
講演会でした。

エディーさん、EnsembleRUGBYさん
ありがとうございました。

 (おまけ)
開場前に早く到着しすぎたら、会場入りする
エディーさんと遭遇!!貴重なショットを
いただきました。ありがとうございます。

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